11-26

  • 2017.11.26 Sunday
  • 03:07

 

 

『バルパライソの長い坂をくだる話』のことを思い出していた。

 

わたしは先に新潮を買って読んだ口で、まず『バルパライソの長い坂をくだる話』(戯曲)、このタイトル後ろにある(戯曲)という言葉がトラップで、引っかかった。
書かれた文章を平面ではなく立体的に、演劇であることを想像しながら読む。

この言葉がどんな演劇になるのか、アルゼンチン、パラグアイ、小笠原諸島、沖縄、海、畑、船、月食、次々と景色が変わる。しかしなぜか場所は変われどそこに実在感がない。無臭と異臭の間、畑と大豆の間、夜と昼の間、海と空の間、生と死の間だったり、いつだって体は”間”で宙ぶらりんに吊り上げられたまま、ふわふわと着地できないでいるよう。
わたしがこの戯曲で一番演劇的だなと感じたのは、終盤”業者の男と連れだった頭の弱い男が再び現れ立場が逆転しているシーン”(とあえて書く)である、そして頭の弱かったはずの男が突然朗々と語り出すのですが、その長いセリフの中にある、バルパライソの坂の途中の広場?で、人を買う時の合い言葉「教会の鐘を鳴らしてほしいのか」という、この言葉の意味を考え尽くせぬまま、押し流されるように辿り着くラストシーンの美しさに、ただ泣いた。

そして、京都で観た演劇『バルパライソの長い坂をくだる話』である。
わたしの凡庸な想像力を嘲笑うかのように幕が開くとまさかの書き割り、学芸会みたいな舞台美術に彫りの深い美しい外国人たちが列ぶ  可笑しい 笑。
そして先に述べた演劇的だと感じた”業者の男と連れだった頭の弱い男が再び現れ立場が逆転しているシーン”は簡易的に省略され、頭の弱い男の長いセリフは女の音声(おそらく母親役の女)がスピーカーから流れた。そのセリフの最中、戯曲の中では最後まで車から出てこず、一言も言葉を発さない母親が、まさかのラメ入レオタードで前衛的なダンスを踊った。可笑しい。この演出は想像できなかった、戯曲を先に読んでたわたしは頭の中で物語が二分した。

しかし邪推すると、例えばこのセリフを語るはずだった男はダンサーであり、セリフを覚えられなかったのかもしれない。又はダンサーである彼は言葉を使って演技をすることを拒んだのかもしれない。なんてことがもしあったとしても、知らないけど、でもこれが演劇のいい所であり面白い所で、一つの作品を作る為にそれぞれ得意な分野を持った人が呼び集められて、決められた日時に人前で見せる為の作品を作る、そこに集まる人は生まれも育ちもそれぞれで、だれがどんな人かなんて全く知らないまま集まる。

日本人同士だって分かり合えなさに心も体も擦り減ってうんざりするけど、この作品は、国も文化も言語も様々であって、全てを分かり合うことはとうてい出来ないんじゃないか、作品の目指すビジョンもそれぞれ違ったんじゃないだろうか、それでもこの戯曲を、それぞれが信じる方法で最大限有効に観客に伝える作品に仕上げるという任務を遂行する人々の純粋な思い、芸術家たらんとする矜持が幾重にも折り重なり、歪な、美しい『滑稽』さが生まれた。


この『滑稽』さ、というのがこの作品最大のミソであって、それは戯曲に書かれた、神戸から移民船に乗ってパラグアイに渡ったおじさん、父島でバーを営みきっと島で死んでいくのであろうアメリカ人の男、沖縄で焼き鳥を焼きながら遺骨を発掘する若い男、船の二等客室で見知らぬ人たちと巻き寿司状態になって転がるぼく、果ては死んでしまった父親、その父親の灰を抱えたまま車から出ようとしない母親、あらゆる人々が哀しく、なんだか『滑稽』だ。でもこの『滑稽』さというのはどれも、本人が悪い訳ではなく、ただおのずとそうなってしまった『滑稽』さ、それは抗うことが出来ない大きな力が働いて、渦に飲み込まれるようになるべくしてなってしまった『滑稽』さ、そしてその大きな力は「神」ではなく「人間」の力によるもの、それは”イコール”人の「過ち」によるものだ。
そしてその罪は日本語で書かれた戯曲をわざわざスペイン語で聞かされ必死で字幕を追いながら演劇を見させられるわたしたち観客にも課せられていた。
その『滑稽』であることを、役者もダンサーも演出家も強く、胸を張って引き受けていた。

その姿が、とてつもなく美しくて、涙が出た。


そしてラストシーン、戯曲を読んだ時から(これはヤバイ)と心してたけど、やっぱり大落涙 笑。たった一言、一言の台詞で、これまでの数々のエピソードを易々と集約してしてしまった。全てはこの台詞を言うための前振りだったと、ある意味とてもズルいけど、泣いてるから負けた。

始まったときから予感した、これは、もう二度と見ることが出来ないであろう時間、今、目の当たりにしている奇跡のような光景、これが演劇なんだとすれば、演劇はなんて素晴らしいんだろうね。わたしは演劇を諦めそうになってたけど、そうしないで済んだ。そしてわたしは観てない人より拳一つ分は確実に幸福だろう、いやきっと、そうだと、断言する。

 

 

 

 

 

 

actor

  • 2017.11.26 Sunday
  • 03:04

 

stage

 

2018.1.7

神保町試聴室 一人芝居『1月のカナコさん』

作・演出 高山玲子

http://shicho.org/2018/01/1event180107/

 

2017.12.31 - 2018.1.1

dracom ”年越し” Roug Play 『三人姉妹』

作 アントン・チェーホフ 演出  筒井潤 http://dracom-pag.org

 

第一幕 https://youtu.be/3jCqraFwnaw

第二幕 https://youtu.be/_tckZEX7eSE

第三幕 https://youtu.be/e6mvCpMlEO8

第四幕 https://youtu.be/b5j1pG8MO-U

 

2017.10

高山玲子 池間由布子 https://twitter.com/takayamaikema

「もうそこに居ない人たち」 http://scool.jp/event/20171026/

 

 

 

 

 

撮影:朝岡英輔

 

「もうそこに居ない人たち」写真   https://www.flickr.com/photos/reikotakayama/sets/72157661988021018

 

2017.3

悪魔のしるし http://www.akumanoshirushi.com/

「蟹と歩く」 https://walkingwithcancers.tumblr.com/

 

 

 

 

 

 

 

撮影 宮村ヤスヲ

 

2017.3
「ささやきの彼方」女の子には内緒 作・演出/柳生二千翔

http://niha-naisho.info/

 

 

 

 

撮影:朝岡英輔


2016.2

池間由布子のマン・ツー・マン ゲスト出演

「ライブ ハウス〜駅まで歩いて8ふん」(一人芝居)

作・演出/高山玲子

 

 

 

2015.11
「手のひらコロニー」女の子には内緒 作・演出/柳生二千翔

http://niha-naisho.info/



2015.6
「木星の運行」わっしょいハウス 作・演出/
犬飼勝哉
http://wasshoi-house.com/mokusei.html





 

撮影:朝岡英輔

2015.4
「怠け者の旅路」AMD 作・演出/中村みどり

http://amd-ayamido.tumblr.com/

 

 

 





撮影:朝岡英輔

2014.12
「ALL APOROGIES」 企画・構成
/危口統之
http://www.akumanoshirushi.com/AA.htm

中森○菜金屏風会見コピー


2014.12
「ホーン」ワワフラミンゴ  作・演出/鳥山フキ

http://wawaflamingo.com/horn

2014.7
「スポット」 わっしょいハウス 作・演出/犬飼勝哉

http://wasshoi-house.com/spot.html



2014.2
「ワワフラミンゴの青空公演『パとレ』」 ワワフラミンゴ 作・演出/鳥山フキ

http://wawaflamingo.com/bookstreet

2014.1
「しなやかに踊りましょう」 東京タンバリン 作・演出/高井浩子

2013.10
「あの人」 東京タンバリン 作・演出/高井浩子

2013.9
「悪魔としるし」 悪魔のしるし 作・演出/危口統之

http://www.akumanoshirushi.com/fiend.htm




 

 

 

撮影:宮村ヤスヲ

2013.8
「オスヌ・オタマイ・ウカルベカス」TACT/FEST2013「拡張演劇」 作・演出/危口統之

http://www.akumanoshirushi.com/tact2013.htm

 

 

 


 

OSUNU OTAMAI OKARUBEKASU from AKUMANOSHIRUSHI on Vimeo.


2013.7
「床の下のコツブ」 コツブ桃山城 作・演出・出演/高山玲子

http://kotubu-momoyama.tumblr.com/





2013.2
「あ、ストレンジャー」 (再演)マームとジプシー 作・演出/藤田貴大

http://mum-gypsy.com/events/stranger2



https://store.cinra.net/product/2473(CD+特典DVD 出演)

2012.10
「ワタシんち、通過。のち、ダイジェスト。」 マームとジプシー 作・演出/藤田貴大

http://mum-gypsy.com/events/digest

2012.6
「ドコカ遠クノ、ソレヨリ向コウ 或いは、泡ニナル、風景」 マームとジプシー 作・演出/藤田貴大

http://mum-gypsy.com/events/dokoka2

2012.4
LEM-on/RE:mum-ON」 マームとジプシー 作・演出/藤田貴大

http://mum-gypsy.com/events/lem

2012.2
「塩ふる世界。」 (再演) マームとジプシー 作・演出/藤田貴大

http://mum-gypsy.com/events/shio2

2011.12
「コツブ桃山城の女子プロ王座決定戦」 コツブ桃山城 企画・構成・出場/高山玲子

http://d.hatena.ne.jp/kotubu-momoyama/





2011.10
「Kと真夜中のほとりで」 マームとジプシー 作・演出/藤田貴大

http://mum-gypsy.com/events/k



2011.10
「前向きタイモン」 ミクニヤナイハラプロジェクト 作・演出/矢内原美邦   ※映像出演

2011.8
「塩ふる世界。」  マームとジプシー 作・演出/藤田貴大

http://mum-gypsy.com/events/shio1

2011.4
「あ、ストレンジャー」 マームとジプシー 作・演出/藤田貴大

http://mum-gypsy.com/events/stranger1

2011.2
「コドモもももも、森んなか」 マームとジプシー 作・演出/藤田貴大

http://mum-gypsy.com/events/kodomo2

2010.10
「悪魔のしるしのグレートハンティング」 悪魔のしるし 作・演出/危口統之

http://www.akumanoshirushi.com/GH.htm



2010.9
「穴と房(仮)」 ダダルー解散記念公演 作・演出/佐藤裕亮

2010.8
「穴と房(仮仮)」 ダダルー解散記念公演 作・演出/佐藤裕亮

2010.3
「スイングバイ」 ままごと  作・演出/柴幸男

http://www.mamagoto.org/swing-by.html

2009.6
「五人姉妹」 ミクニヤナイハラプロジェクト  作・演出/矢内原美邦

http://www.nibroll.com/mikuniyanaihara.html




2008.7
「五人姉妹 準備公演」 ミクニヤナイハラプロジェクト  作・演出/矢内原美邦





2007.9
「青ノ鳥」 ミクニヤナイハラプロジェクト  作・演出/矢内原美邦




2007.3
「アデュー」 アデュー 作・演出/笠木泉

2005.10
「ラブストリームス・ノートブック」 オールツーステップスクール  作・演出/浅野晋康



イラストレーション 高山玲子

2005.5
「メイキング・オブ・チェーンソー大虐殺」 オールツーステップスクール  作・演出/浅野晋



イラストレーション 高山玲子

2004.1
「キャンプ前」 オールツーステップスクール  作・演出/浅野晋康



デザイン 高山玲子

2003.6
「リップ・ヴァン・ウィンクル」 オールツーステップスクール  作・演出/浅野晋康



デザイン 高山玲子

2002.10
「握手したら指を数えろ」 ペンギンプルペイルパイルズ   作・演出/倉持裕

2001.7
「最後の夏休み」東京タンバリン 作・演出/高井浩子

2001.4
「サンSUNサン」 東京タンバリン 作・演出/高井浩子

2000.10
「夢ならいいのに」 ラフカット2000 作/矢口史靖・演出/ケラリーノ・サンドロヴィッチ
 

movie

new 2016「SCOOP!」大根仁 監督(SCOOP! 編集部 高山役)http://scoop-movie.jp/
2010「死神の話」福井琢也 監督
2003 「Life goes on」高橋明大 監督
2002 「新しい予感」浅野晋康 監督 



cm
カルビー ポテトチップス「ミュージカル編」
久光製薬「フェイタス」


other
2015.10
core of bells 2015年公演『Babyrussan Garden』

http://coreofbells.biz/?p=3034






2015.10
「奇跡」  
 作曲・指揮:灰野敬二、設計・演出:危口統之
http://www.soundlivetokyo.com/2015/ja/miracle.html





2012.10
テニスコーツさやさん主宰合唱団 うんどら LIVE「マジキックの ひ 」

ル・トン・ミテのアルバム『クモコクド(雲国土)』 
テニスコーツ feat.うんどら「まよっちゃか」レコード 参加

http://www.sweetdreamspress.com/2012/12/blog-post_7.html

2009
NHK MUSIC JAPAN 鈴木慶一 feat.曽我部恵一「おー、阿呆船よ、何処へ」


2006
いまおかしんじ監督 「かえるのうた」 予告   監督/松江哲明

豊田道倫「グッバイマイメロディー」PV  監督/松江哲明


 

11-23

  • 2017.11.24 Friday
  • 04:02

 

今日は決定的な事がひとつわかったのでした。

わたしは東京に居る必要がない。

東京じゃなきゃいけないことも、東京じゃなきゃ出来ない事もない、もう、ない。

自分のやりたいことはどこででも出来ると思う。

正直言ってもう東京に居たくない。

と気付いて最良の道を見つけたつもりが時既に遅かった。

道は閉ざされていた。3日前、たった3日、遅かった。

他にどんな手が、道があるんだろ、この先、どんな風に生きていくんだろか、わたし。

 

 

 

 

 

もうそこに居ない人たち

  • 2017.11.23 Thursday
  • 02:05

 

『もうそこに居ない人たち』無事に終演しました。

 

アメリカ文学研究者・翻訳家の柴田元幸さんが感想を送ってくださいました。柴田さんの許可を頂き、

ここに掲載させて頂きます。

 

嬉しすぎて信じられなくてありがたすぎて月まで飛び上がりましたわたし。

 

‥ ‥ ‥ . ... ‥ ‥ ‥ . ... ‥ ‥ ‥ . ... . . . ‥ ‥ ‥ . ... ‥ ‥ ‥ . ... ‥ ‥ ‥ . ... . . .

高山玲子さま

メールありがとうございます。いままで見た一人芝居は渡辺美佐子の『化粧』と、吉行和子の『小間使の日記』と、もう一人たしか入江若葉だったと思うんですが吉原の娼婦をめぐる話で、どれも実力派女優が静かに力を見せつける、みたいな感じで、それはそれで面白かったんだけど、ちょっとでも間違えるとすごく目立つので、なんだか観ていて演技を味わっているというより、俳優が間違えずに喋るのを確認してるみたいな感じがしたのを覚えています。でも『もうそこに居ない人たち』は、言いよどみ、つっかえなどもリアルに盛り込まれているので、間違えた/間違えてない とか考えてもはじまらない(この点ではチェルフィッシュにも通じますね)点がたいへん気持ちよかったです。

なんといっても、一人芝居をめぐる一人芝居(池間さんもしっかり芝居の一部だから正確には「一人芝居 の・ようなもの」ですね)という発想が卓抜で、現実と虚構の線引きがよくわからなくなる(個人的に好きな展開です)という事態をあれだけ自然に徹底した舞台も珍しいんじゃないでしょうか。最後に、同じ人物かどうかもよくわからない女性が母親を訪ねていく場面が入っているのがよかった。なんだか形のことばっかり言ってますけど、誰も見に来ない一人芝居役者の侘しさもけっこうしみじみ浮かび上がったりして、そういうところも惹かれました。池間さんが前半ちょこっと演じるところも巧みだったし、なんといっても後半で素敵な声の歌が話に絡みあうのがよかった。

というわけで、ほんとに面白かったです。ご招待いただきありがとうございました。

2017/10/29 柴田

 

‥ ‥ ‥ . ... ‥ ‥ ‥ . ... ‥ ‥ ‥ . ... . . . ‥ ‥ ‥ . ... ‥ ‥ ‥ . ... ‥ ‥ ‥ . ... . . .

 

そして公演の写真を写真家・朝岡英輔さんに撮影して頂きました。

ぜひご覧ください。

 

『もうそこに居ない人たち』

https://www.flickr.com/photos/reikotakayama/sets/72157661988021018

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10-20

  • 2017.10.21 Saturday
  • 02:01

 

 

昨日、ようやく、見えた。やっと、手が届いた。

 

この作品は、わたしが芝居をしている最中、見ることができる、光のようなもの(見える時と、見えない時がある)、それを、意図的に発生させるための公演であり、実験です。

願わくば,わたしの見るその光を、見に来た人たちと共有したい、そして、わたしが見た光と、あなたが見た光、それがどんなものだったか、あとで、教えてほしい。

 

まずはそこに行きつくことを、それは集中力にかかっている。

力み過ぎず、考え過ぎず、狙わない、ふとした瞬間に落ちる、無重力のような時間にまずは到達しなくてはいけない。

池間さんの声は、その光に近い音をしている。

 

二人でどこまでいけるか、あと5日。

 

どうかたくさんの人に見に来てほしい。

 

 

『もうそこに居ない人たち』

http://scool.jp/event/20171026/

 

 

 

10-7

  • 2017.10.08 Sunday
  • 01:29

 

あっという間に10月も一週間すぎた。

今週は体調が悪くて銭湯の仕事に行く以外はずっと寝ていた。

休んだり早退ばかりしているのに昼の職場の皆さんとてもやさしいから、行けば好きなもの好きなだけ食べろとたくさん食べさせてくれる。実家のようだ。只もの凄く寒いのでこれからの季節は辛い。

 

あいかわらず大したことはしていない。

それは作品のこと。

ぽつぽつ練習はしている。

池間さんはあと数回は見てるだけだと思うと言っていたからわたしはやっているのを見せなくてはいけない。

稽古見せるのはもの凄く恥ずかしい。見られている演技になってしまう。一人でやっているわたしをこっそり気付かれないように見てくれたらいいのに、みんな、お客さんも。なんてね。

 

今日は京成佐倉へ行った。遠かった。けど行きの電車はずっと寝ていた。

久しぶりに会った小島くんに「いまなんでも出来そうな気がするんだよね」と言ったら「全能感だね」と言われた。

帰りの電車の中でぼんやり思い出してそれは「全無能感」かもと思った。わたしはなにも出来ないの、なにものでもない、無能なのよ、それでいいと思うようになって、だからなにも怖くないと思えるようになったんだよ、ポジティブな無能感、ふふふ。と笑いながらまた眠ってしまった。

 

 

 

9-13

  • 2017.09.21 Thursday
  • 17:40

 

 


【facebookより転載】

来月、三鷹にあるSCOOLで「もうそこに居ない人たち」という公演をやります。

わたしが芝居をして池間由布子さんが歌を歌う、二人だけの作品です。

1年くらい前から一人芝居をやろうと準備というか、人に相談したりしてたんですけど、 6月の下旬に池間さんにばったり会って、この話しをしたら10月なら空いてるから一緒にやろうと、ものの5分の立ち話で言われ、7月にSCOOLに行ったら桜井さんになんかやってよと声をかけてもらい、8月に本決定しました。

この演劇公演を“投げ銭”にしたのは、 たくさんの方に観に来てもらいたいというのが一番なんですが、
それと、チケット代金を決める時、この作品(われわれ含)にいくらの価値があるのか、というよりは、 (小屋代+稽古場代+諸経費+ギャラ)÷(公演回数×集客人数)こうしてざっくり算出して決める、でもこれは興行団体側の都合で、お客さんにとっては関係ないなと、だったら観終わった後に観たものに対して自分で考えて払ってもらおう。という結論になりました。こう決めたらわたしは気持ちがずいぶんとすっきりしました。

これは池間さんが音楽をナリワイにしていることや、二人だけだから出来たことだと思います。

今は、池間さん忙しいのでわたしが一人で書いて、一人で練習してます。 (去年から一人で練習する作品ばかりやってる…。さみしいけど、慣れた。)

既に毎日、緊張して、不安で、怖い 笑。 でも、このトントンと決まったこのトントンの流れに乗っかって、あまり力まず悩まずやっちゃおーって感じでがんばります。

なによりこの機会に皆さんに、池間由布子さんの歌を聞いてもらいたい。 彼女が歌うと空気がピンと張りつめ引き込まれます。 本当にすてきです。 一緒に出来るわたしはとても幸せ。

ぜひぜひ足を運んでください。

お待ちしてますよー。

高山玲子

『もうそこに居ない人たち』 http://scool.jp/event/20171026/

■□■■□■□■■■□□□■□■■□■□■□■■□■□■■■□□□■□

2017.10.26木 - 10.27金

『もうそこに居ない人たち』

芝居:高山玲子 歌:池間由布子


日程
10/26(木)20:00

10/27(金)15:00/19:30
開場 各回30分前


料金 投げ銭
*料金は見終えた後それぞれの方で決めてお支払いください。

会場 SCOOL http://scool.jp/


予約方法 件名を「SCOOL公演」とし、本文に「お名前/電話番号/希望日時/枚数」をご記入の上、

下記アドレスまでお送りください。こちらからの返信をもってご予約完了となります。

メール takayama.ikema@gmail.com

twitter @takayamaikema



触れないものを想像する

髪をなでる、爪を噛む、コップを掴む


聞こえないものを想像する

工事現場の騒音、街中の音楽、赤ん坊の泣き声


見えないものを想像する

空を羽ばたく鳥の形、風の色、あなたが見てるわたしの姿

ここに居るものを想像する

もう居ないものを想像する

 


小さな合図をそっとします

そこに居るもの返事をください

トンのあとにトントンとふたつ

トントンのあとにトンとひとつ

 


                せ ー の

 

 

 

 

 

9-17

  • 2017.09.18 Monday
  • 03:57



昨日の日記書き途中なんだけど、まだうまく書けず、今日先出し。

 

公演情報を公開して5日たった。

たくさんの人に向けて発信し、それに対して多くのリアクションを頂き、現に予約も少しずつ増えてます。

それによって自分が少しハイになったことも自覚してる。

ハイに押されての効果なのか冴えた。寝ないで書き直した台本はこれなら出来そうなものになった。

そしたら無意識に覚えに入った。

もう出来ちゃうな、わたしは出来きる自信がある。

これ悪いことではないし良い方に流れてるはず、それは確か、でも一旦寝かせよう。

数日、この作品について考えることをやめようと思う。

一緒に作る人がいるのに、一人でイメージ固まったら聞く耳もたなくなっちゃうから、

一旦忘れます。

9-11

  • 2017.09.12 Tuesday
  • 01:45


自主練2回目。
死にたくなった。


テキスト全部書き直し中だけど、それすら意味あるのか疑わしい。


わたしは臆病なくせにかっこつけたがる、情けない。


深夜、猫の毛づくろいをした。
ごわごわで固まった毛玉がたくさんできる。ももちゃんはもうおばあちゃん、そのことと向き合う、これも勇気がいる。



9-6

  • 2017.09.07 Thursday
  • 02:08


今日はスタジオに入って一人で練習をした。


三日前に台本の第一稿が上がって、声に出して読んでみようと思ったわけです。


難しい。正解が全然わからない、何をやっても嘘くさくなりますね、演劇って、嘘なんですけど、それがあたまり前でしょと人前に立ってしゃべることをしたくないんだけど、それはどうしたらいいんだろ、なにをどうしたって、演者と観る人の関係でそこでやること発する言葉は全部作り物になりますね、練習すればするほどなるだろうし、よし出来たの完成形はなんだ、そんなの見たくない、と思ってしまった、破綻。自分で書いといて読みたくない、読めないって、ひどい。じゃあ、本番まで言葉を覚えず、ぼーっとした、たった一人ぼっちで今ここにいるようなわたしを本番で見せたいかというとそうでもない、わたしはお芝居をして観に来た人に楽しんでもらいたいと思っている。どうしたらいいのかわからない、まぁ、とりあえず、作るしかないのかな、やるしかないのかな。



というわけで来月三鷹のSCOOLで公演をすることになりました。

池間由布子ちゃんと一緒にやるんだけど、なかなか連絡がつかず、まだ詳細が決まってない。

ツイッターみたら今日と明日は札幌でライブみたいだ、まだ当分先になりそう。

まぁ、あせってもしようもないし、わたしはわたしでやることがたくさんあるから毎日こつこつ考えてやっていこうと思っています。

ここで書いてだれか見てくれてるかな、

そんな一縷の望み、ってそんな大げさなことないけど、

ぜひ観にきてほしいです。

よろしくお願いします。




10月26日(木)・27日(金)

三鷹SCOOL http://scool.jp/

高山玲子(芝居) 池間由布子(歌)

「もうそこに居ない人たち」



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